クリスマスに一人寂しくガールズバー

ガールズバーの体験談。是非参考にして下さい。

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クリスマスに一人寂しくガールズバー

名前:サンタ最中 年齢:33歳

とうとう明日はクリスマスだというのに、俺には彼女や奥さんもいなければ、一緒に過ごしてくれるような相手もいません。揚げ句仕事は残業で、終わったのはメリークリスマス!とみんなが叫びだす1時間前。こんな日に一人で会社で残業とか悲しすぎるので、すぐに荷物をまとめて会社を出ました。

そしてトボトボと駅に向かって歩いていると、繁華街のところで一人の女の子に目がいきました。この寒い中サンタのようなコスプレをしてお店への呼び込みをしています。俺はなぜか吸い寄せられるようにフラフラとその女の子の前に立ち、話かけました。

「なんのお店ですか?」 「ガールズバーです♪こちらです♪よかったら飲んでいってください!あと30分くらいでクリスマスなんで一緒に祝いませんか?」 「ガールズバーなんですか・・・えっといくらですか?」 「40分で1200円です♪」 「え?そんな安いの?」 「はい、そんな安いです」

俺はキャバクラとかガールズバーとかそういう所には行ったことがなかったけど、もっと高いもんだと思っていたので、本気でビックリしたんですが、このビックリ様に女の子は大笑いしています。

気も楽になったところで「ははは。えっと、名前なんて言うんですか?」「私ですか?Aです?よろしくお願いします♪」「じぁあAちゃんと一緒に飲むってことはできるんですか?」「できますよ!指名でいいですか?指名料金とかもかかってきちゃいますけど大丈夫ですか?」

俺はこの後5分くらいお店の料金システムなどの説明を受けて、入店を決意。中にお客さんは俺以外に2組。そんなに広い店ではないけれど、それでもかなりスカスカです。

そりゃクリスマスに飲みに来る寂しい奴なんてそんなに多くはないわな〜と思いつつ、こんな日でも働いている女の子達を尊敬する俺。長椅子みたいなのに座ると、Aちゃんはカウンターの向こう側に小走りで向かっていき、温かいおしぼりをくれました。

顔をガバッと拭きたいところだけど、なんとなくオヤジっぽいと思われたくなくて、手だけを拭きました。そしてAちゃんに何を飲むか聞かれたのでビールを注文しました。

するとAちゃんは「私も乾杯したいから何かもらってもいいですか?」とおねだり。そしてAちゃんも自分のビールを用意し、一緒に乾杯。この時はもうクリスマス10分前。

Aちゃんは時計をチラチラと気にしながらも、グイグイと飲んで、あっという間にコップを空にしてしまい、俺も負けじと一気飲みをして追加のビールを女の子の分も含めて注文。そんなことをしている間に時刻は0時。クリスマスの日を迎えました。するとAちゃんは店の奥に行き、俺にケーキを「ハッピーメリークリスマス♪」と言いながら渡してくれました。

どうやらサービスのようで、しかもAちゃんの手作りみたいです。可愛い上にお菓子作りまでできるなんて。俺は大の甘党なので、ケーキを一口食べて感動。喜んで食べる姿を見て、Aちゃんは気をよくしたのかまた店の奥に行き2個目をくれます。

あっという間に食べ終わり、満足そうにしているとAちゃんが「そんな美味しそうに食べてくれると作った甲斐あるよ〜嬉しい♪」となかなかの高評価。俺はただ食べただけなのに。お返しに、店で一番安いやつだがシャンパンを入れて何度も一緒に「メリークリスマス!」とAちゃんと乾杯しました。

お酒も入りだんだん気持ち良くなってきて、気づけばとうに終電はない時間。俺は朝まで派手に飲むことを決意し、またシャンパンを頼んでAちゃんと一緒に飲みます。Aちゃんはお酒が強いと自分で豪語していたけど、さすがに4本目を開けた時には、かなり酔っぱらっている。

でも「お兄さん来てくれて本当良かった〜♪楽しいクリスマスになってよかった〜♪ところでどこに住んでるの?」とかなりグイグイとプライベートな内容を聞いてきます。なので俺も逆にAちゃんに聞いてみるとAちゃんは普通に話してくれます。どうやら現役の大学生らしいのだが、彼氏も1年くらいいなくて暇だから今日出勤にしたんだとか。

しかも住んでいるところは俺のめっちゃ近くで、地元だというので地元トークまでできてどんどん仲が良くなっていっている実感があります。とにかく楽しい。俺はもうAちゃんのことをかなり気に入ってしまい、この日以降も暇があれば店に行きAちゃんを口説こうと必死になって頑張っています。仕事だけのつまんない人生に少し光明が差した気がしました。