応援したくなるキャスト達、今宵もガールズバーへ

ガールズバーの体験談。是非参考にして下さい。

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応援したくなるキャスト達、今宵もガールズバーへ

名前:イケオジになるんだ 年齢:36歳

SNSを見るのが俺の日課で、もはや趣味の一環にもなっている。

建築設計事務所で働いている俺は、今や勤続年数も5年以上になり、業務にも時間のゆとりが生まれた。だから仕事中であっても、時間さえあればSNSを見ている。

最近ハマっているのは、ややマイナーな業界で勤しむ女性たちの活動だ。主に夜の世界の女性が対象だが、キャバクラやラウンジ、クラブなどはメジャーすぎるので対象外。

なぜなら、超人気キャバ嬢といったら、いかに稼ぐかに振り切っているから、距離感があり過ぎて非現実的なわけだ。

ポップなメイド喫茶も、オタク趣味がないのとナイトの雰囲気が欠けるから合わなかったな。あと、コンセプトカフェ、コンカフェと言われているコスプレの多いジャンルだが、こちらもハマらなかった。

しかし、俺にとって例外だったのがガールズバー。服装はギラついた格好ではなく、完全に自前のところが多い。

だから、友だちの延長線上で話せるというのが、何よりも俺にとって助かるところか。またSNSに出勤状況ほか、その日の出来事などを写真付きでアップしている。つまり、手が届かない女性を追っているような感覚がなく、疎外感もないのである。

店舗に行けない時でも、SNSを通じて彼女たちの活動を見られるので、それも楽しみの1つになっている。なお、俺はガールズバーがあまりに良かったため、ソーシャルゲームの課金を止めて資金を充てるようにしている。

頻度は月に約3回、職場の飲み会や友人と遊ぶ日を除けば、全て週末はガールズバーへと全集中。待ちに待った週末、お気に入りの1つの店舗を訪れた。

「お疲れ様~!今月はいつ来てくれるかなって思っていたの~」と俺に声をかけてくれたのは、26歳のキャストのCちゃん。引き続いてカウンター奥から出てきたBちゃん(24歳)からも、明るい挨拶を受けた。

ガールズバーは、18歳や20歳など若すぎると評価する男もいるが、探せば20代中心で構成されたところも意外とある。俺は年齢層で決めるのではなく、客を楽しませる心意気をキャスト全体が持っているかで評価する。

ここは例え忙しかろうと、キャストの休憩を削ってでも客を放置しないスタンスが好きなのだ。だから私のような週末しか休みがない男であっても、疎外感を覚えない。

「今手掛けている設計の、納期は大丈夫?」と26歳のCちゃんが、前回話した仕事の話を覚えていてくれて、俺は上機嫌。

仕事の疲れも吹っ飛ぶようなトークが嬉しかったため俺からキャストにドリンクをプレゼントしてあげた。なお、ガールズバーが初めての諸君は、ホストクラブや高級キャバクラのような、高いドリンクの想像はしなくて大丈夫。1,000円もあれば事足りるのだ。

仕事も一段落ついていたので、今回はゆったりとキャストの話を聞く側に回る。するとCちゃんから、これからもずっとガールズバーや夜のお店で安全にやっていけるのか、不安を抱える声が出た。

「うちでは全然ないけど、3回りも上の50代のお客さんからしつこく付きまとわれる子も他店には居て」とうつむき加減。そこで俺はできるなりのアドバイスをしてあげた。

「おじさんから迫られる時、何かプレゼントをもらうことがあるかもしれない。けれど、高価なものは、受け取ってはいけないよ」と言ってあげた。

「どうして?」と返されたので「高価なものだったら、相手は内に秘めた期待から、恩着せがましく恋愛感情を求めてくることがあるからさ」と伝えた。

実際に事件だって起きることは、夜の世界だと少なくはない。だから今宵は親身になり精神的サポートをした形だろうか。すごく感謝されたので、俺も嬉しかった。

「自分が楽しむだけじゃなくて、私たちが抱える不安の相談にも乗ってくれるなんて嬉しいな」と言われた。

俺は、人のためと思い助言したことでも、会社の新人の子から説教ととらえられたこともある。そんな時は言うべきではなかった、と後悔することも。しかし人と人は、全てが相性。このようにアドバイスして心から感謝されると、話した側の俺まで嬉しくなる。

「俺だって、自分が話したことを嫌味1つなく聞いてくれて、今日も来てよかったと思えるものよ」と最後まで上機嫌だった。そうしてまた来店する旨を告げ、店を後にした。

なお、LINE交換を求めるやり取りは、客もキャストもしないことが多いのも良い点だ。ゆえにハマってしまう恐れも少ないため、キャバ経験がない諸君にもぴったりではないだろうか。

そして俺は、また次回ガールズバーへ向かうまでの間、SNSで彼女たちの活動を見て楽しんでいよう。