24時間営業のガールズバー
最近の飲食店は時短で営業するところが多く、ガールズバーに関しても24時間営業しっぱなしのお店は少ないです。とは言え、24時間ウェルカムで営業しているところも存在します。
24時間営業のガールズバーとは?
よく勘違いされがちな、キャバクラとガールズバーの営業時間の違いについてですが、
・キャバクラは接待を伴うため、営業時間は6時~24時まで
・ガールズバーの場合は通常接待を提供できないため、営業時間は届け出を出せば自由に決められる(深夜営業、24時間営業が可能)
つまりお酌をしたり、隣に座ってカラオケをするなどの接待行為がガールズバーではできないかわりに、朝から深夜まで一日中営業が可能になるわけです。
風営法に当たらないガールズバーは24時間営業していても違法ではありませんが、実際ガールズバーの接客でどこからが接待になるのか線引きが難しいため、中には違反に当たる接待行為で深夜営業をしているお店もあるのです。
そこまで24時間営業している店舗が多くないため、もしかして違法のバーなのでは?と勘違いされる方もいますが、通常のガールズバーは時間を問わずに営業できるということを覚えておきましょう。
ガールズバーに多い営業時間帯は?
業界内でも24時間営業でお店を開いているガールズバーは少なく、通常は時間に制限をかけて営業しています。
多くのお店では夕方から深夜まで、朝から夕方にかけて営業するところが多いようです。例えば、
①19時~深夜2時(深夜5時)まで
②6時~15時まで
③17時~翌朝5時まで
などの時間帯に営業するガールズバーが圧倒的です。
ガールズバーは一般的に学生や20代までの女の子が働いているため、彼女達のライフスタイルに合わせた営業時間になるわけですね。それだけでなく、時間帯を制限することで人件費を削減できるわけです。
確かに学生さんや二足の草鞋の社会人、アルバイターが働きやすい時間に開店するお店が多いですよね。最近は朝ガールズバーなどといった、朝もしくは昼までの営業に特化するお店も出てきましたが。
またコロナ禍の昨今は自宅飲みが多くなり、オンラインガールズバーに鞍替えして営業するところも増えてきました。
ただし、営業時間に関しては立地も大きく関係しており、ビジネスマンや学生が多い都心部や、繁華街のいわゆる飲み屋激戦区では24時間営業しているお店もあります。
女の子にとってもロングで働ける、お客にとっても朝5時以降に飲める!などメリットも多いですし、お店側も24時間営業を打ち立てることでいわゆる他店との差別化を図ることもできるのです。
24時間営業できないガールズバーもある
なかなかグレーなラインのガールズバー。接待行為の定義があいまいなため、ルールを守っていても警察による摘発を受けることがあります。
しかし中にはガールズバーでありながら、キャバクラのような接待が可能なお店も少なからず点在しています。つまり接待が可能な「風俗営業許可」を取得したお店のことです。
ガールズバーと名乗っていても実質クラブやキャバクラと同じ接待ができるようになりますが、この場合は原則的に24時以降の営業はできなくなります。
5分以上、10分以上の特定客とのおしゃべりはダメなど接待行為が明確化されていないため、敢えて難度の高い営業許可を取得して、安全度の高いお店作りをしている点は評価に値します。
何度も言いますが、風俗営業許可を取得している場合は24時までしか営業ができなくなります。ガールズバーと一言でいっても、このように営業許可によって営業時間も異なることが稀にあることも覚えておくといいでしょう。